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育毛・美髪
Hair Growth and Beauty

育毛・美髪

いつまでも美しく豊かな髪でいたいと考えるのは、男女問わず多くの方の希望でしょう。
言いかえれば、男性も女性も、頭髪に関する悩みをお持ちの方が多いとも言えます。みなさんは、次のようなことを感じたことはないでしょうか。

・最近、髪の毛が細くなった気がする
・白髪が増えてきた
・フケ、かゆみが気になる
・頭皮が硬くなった気がする
・抜け毛が気になる
・髪の分け目が薄くなった

年齢を重ねるにつれて次第に気になってきた方もいるでしょうし、女性の場合には、出産後などの体調の変化に伴う場合もあるでしょう。
抜け毛や薄毛を引き起こす要因は様々で、その症状も一様ではありません。
一度気になり出して心配が大きくなると、それがストレスとなって悪循環を引き起こす場合もあります。まずは自分がどのような状態なのかを知ることからはじめてみましょう。

髪が薄くなるとは

髪の毛には一定の寿命があり、ヘアサイクルと呼ばれる生え変わりの周期があります。このヘアサイクルは、成長期(2~6年)→退行期(2週間)→休止期(3~4か月)に分かれており、正常なヘアサイクルの場合でも、髪の毛は1日に50~100本程度は抜けると言われています。
このヘアサイクルが乱れてくると、つまり、成長期が短くなったり、成長速度が遅くなったり、休止期が長くなってくると、薄毛と呼ばれる状態となります。

髪が薄くなるとは

短く細い抜け毛が増えてきたり1日に100本以上抜けるような場合には、その可能性があると言えるでしょう。
また、薄毛、脱毛と一言で言っても、一種類ではありません。
大きくは2つ、髪の成長期にも関わらず抜けてしまう「成長期脱毛」、そして、休止期に入って発達のサイクルがストップしてしまう「休止期脱毛」があります。

成長期脱毛

成長期でまだ抜ける段階ではない毛髪が大量に抜けてしまう場合の脱毛です。
例えば、年齢・性別問わず起こり、主にストレスや自己免疫機能の疾患に関わることもある円形脱毛症や、薬剤の使用などが誘因となる薬剤性脱毛症などがこれにあたります。

休止期脱毛

最近よく耳にするAGA(男性型脱毛症)や脂漏性脱毛症がこれにあたります。
AGAは、一般的に思春期以降、額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなり、進行していきます。主に、遺伝や男性ホルモンが関係すると言われています。
また、脂漏性脱毛症は、皮脂の異常分泌などでフケが増え、毛穴がつまって毛根部の活動が悪くなり、抜け毛が増えてしまう症状です。

男性と女性の違い

成人男性の場合には、多くがAGAと言われています。男性ホルモン(テストステロン)が5αリダクターゼという変換酵素の働きで、ジヒドロテストステロンというホルモンに変換され、このホルモンが 毛乳頭細胞にあるアンドロゲン受容体に結合すると、発毛が抑制されるというメカニズムが分かってきています。
女性の場合は、1)上記の男性ホルモンの影響による薄毛、2)加齢によるヘアサイクルの乱れ、3)ストレスや生活環境の急激な変化(ダイエットやホルモンの変化)などが原因となる急性(もしくは慢性びまん性)休止期脱毛、なども見られます。
一般的に薄毛を気にするのは男性というイメージがありますが、現在では、多くの女性も髪の悩みを抱えていると言えるでしょう。

髪の毛の悩みを引き起こす要因とは

上記の通り、発毛のサイクルに変化が起きると薄毛の状態が引き起こされてしまいます。それでは、その要因にはどのようなものがあるのでしょうか。
それには、“ホルモン”、“外部からの刺激”そして“生活環境”が大きくかかわってきます。

ホルモンとの関係

男性ホルモン(テストステロン)がジヒドロテストステロンに変換されると発毛が抑制されることは記載しましたが、女性ホルモンには、ヘアサイクルが成長期から退行期・休止期に移行することを抑制する働きがあります。

外部からの刺激との関係

外部からの刺激ということでは、お肌と同じく、紫外線も大きな要因の一つ。
頭皮にも、髪そのものにも影響を与えます。また、ドライヤーの熱や、パーマやカラーリングなどもダメージを与える要因の一つとなりえるでしょう。

生活環境との関係

生活環境ということでは、真っ先に思い浮かぶのが、ストレスかもしれません。
ストレスは、からだの機能に色々な影響を及ぼしますが、その一つが血流をコントロールする自律神経に対する影響です。自律神経の緊張が血管を収縮させるため、血流の悪化を引き起こし、血行不良によって毛母細胞に十分に栄養を届けられず、毛髪の成長を阻害してしまうのです。
また、睡眠も大きくかかわっています。睡眠時に分泌される成長ホルモンが、毛髪の成長に必要となるからです。
その他、過激なダイエットや極端に偏った食事内容、たばこやアルコールも、頭皮・毛髪の健康状態に影響を与える要因となります。

髪の毛の悩みを引き起こす要因とは

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